トルコ南東部のシリア国境付近で6日に発生した大規模地震による死者は両国合わせて7800人を超えた。写真はハタイ県クルクハンで7日撮影(2023年 ロイター/Piroschka van de Wouw)

トルコ・シリア地震、死者7800人超える 救助活動難航

[アンタキヤ(トルコ) 7日 ロイター] – トルコ南東部のシリア国境付近で6日に発生した大規模地震による死者は両国合わせて7800人を超えた。被災地では倒壊した建物のがれきの中から生存者を捜索・救出する活動が続いている。

災害の規模が明らかになるにつれ、死者数は今後も大幅に増加するとみられる。国連当局者によると、数千人の子どもが死亡した可能性がある。

トルコのエルドアン大統領は7日、被災した南部10県を対象に3カ月間の非常事態を宣言した。

6日に起きたマグニチュード(M)7.8の地震の数時間後にも同規模の余震が発生し、トルコとシリア北部で病院や学校、アパートなど数千の建物が倒壊。負傷者は数万人に上っている。

被害規模が大きい地域では破壊された道路や悪天候、資源や重機の不足に阻まれ、救助活動が難航している。

トルコのオクタイ副大統領によると、国内の死者は5894人に達した。負傷者は3万4000人超。シリア政府や北西部の反体制派支配地域の救助隊によると、同国の死者は少なくとも1932人という。

トルコ当局によると、西のアダナから東のディヤルバクルまで約450キロ、北のマラティヤから南のハタイまで300キロの地域で約1350万人が被災した。

シリア当局は、震源地から約250キロ離れた南のハマでも死者が出ていると報告した。

被災地ではトルコの捜索・救助隊1万2000人超が9000人の軍隊とともに活動。これまでに70カ国以上が救助や他の援助を申し出ている。

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