トランプ前米政権下で国連大使を務めた前サウスカロライナ州知事のニッキー・ヘイリー氏(51)は14日、2024年大統領選の共和党候補指名を目指して出馬すると表明した。2021年7月撮影(2023年 ロイター/Evelyn Hockstein/File Photo)

米共和党ヘイリー氏、24年大統領選に出馬表明 トランプ氏に挑戦

[ワシントン 14日 ロイター] – トランプ前米政権下で国連大使を務めた前サウスカロライナ州知事のニッキー・ヘイリー氏(51)は14日、2024年大統領選の共和党候補指名を目指して出馬すると表明した。ホワイトハウス奪還を目指すドナルド・トランプ前大統領と対決する構図となった。

ヘイリー氏はメール配信した動画で「私はニッキー・ヘイリーで、大統領選に出馬する」と述べた。

サウスカロライナ州チャールストンで15日に演説し、選挙運動の計画について説明する。

ヘイリー氏は動画で「今こそ新世代のリーダーシップが必要とされている。財政への責任を再評価し、国境を守り、私たちの国、誇り、目的を強化する」と訴えた。さらに自身の外交面での手腕を強調する形で「中国とロシアは行進し、われわれを脅かし、蹴り飛ばすことができると思っているようだ。私はそうしたいじめグループには我慢しない。そして蹴り返す場合、ヒールを履いていれば、相手により痛手を与えることができる」と述べた。

親トランプ派グループ「メイク・アメリカ・グレート・アゲイン」の代表は「ヘイリー氏は新たな職業政治家にすぎない」とコメントした。

トランプ氏は今月2日、ヘイリー氏が先にトランプ氏が24年の大統領選に出馬するのであれば支持すると発言したことに言及し、「ニッキーは敬意でなく、心に従う。絶対に出馬すべきだ!」とからかった。

サウスカロライナ州では24年に最初の共和党指名予備選の1つを実施すると見られ、最終的な候補者を選ぶ上で重要な役割を果たす。

24年の出馬を検討している他の著名な共和党員にはフロリダ州のロン・デサンティス知事、マイク・ペンス前副大統領、サウスカロライナ州選出のティム・スコット連邦上院議員、ニューハンプシャー州のクリス・スヌヌ知事、アーカンソー州のエイサ・ハッチンソン前知事らがいる。

ロイターとイプソスが6─13日に実施した世論調査によると、共和党員からの支持率はトランプ氏が43%でトップ。一方、今回出馬を表明したヘイリー氏はわずか4%にとどまっている。

出馬が有力視されているものの、まだ表明していないロン・デサンティス知事の支持率は31%。出馬を検討しているマイク・ペンス前副大統領は7%となっている。

調査は1465人の共和党員を対象に実施された。

関連記事
2021年1月6日、自身の行動によりワシントンで解雇された副保安官は、テキサス州ベクサー郡から多額の和解金を受け取った。ベクサー郡保安官事務所(BCSO)の警部補であったロクサーヌ・マタイ氏は、前雇用主に対する訴訟結果より、和解に至り、39万5000ドルを受け取る運びとなったと、事件の依頼人がエポックタイムズに対して述べた。
ドナルド・トランプ前大統領は木曜日、現在進行中の裁判に関連して特定の人物に言及することを禁じた裁判官の箝口令について、自身の弁護士がニューヨーク州控訴裁判所に対して裁決の求める申し立てをしたことを確認した。
バイデン政権は、イスラエルへの一部の軍需品の納入を遅らせている。ロイド・オースティン米国防長官は5月8日、上院歳出委員会の公聴会で、イスラエルによるガザ南部ラファ包囲の可能性を考慮し、国防総省がイスラエルへの武器輸送計画を一部見直していると発言した。
歴史的な経験から、米国が共和党政権になったとき、韓国が左翼政権になれば、在韓米軍撤退が進展することになる。2024年米大統領選の結果によっては、日本を取り巻く国際環境が大きく変化するのだ。
  バイデン政権が推進する学生ローンの免除に続き、進歩派議員らは、5月8日に提出した新法案を通じて、 […]