米英豪による安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」の一環として、オーストラリアが2030年代に最大5隻の米バージニア級原子力潜水艦を購入する方針であることが分かった。写真はワシントンで会談するマールズ豪国防相やオースティン米国防長官ら。2022年12月撮影(2023年 ロイター/Kevin Lamarque)

豪、米バージニア級原潜最大5隻購入へ オーカスの一環=関係筋

[ワシントン 8日 ロイター] – 米英豪による安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」の一環として、オーストラリアが2030年代に最大5隻の米バージニア級原子力潜水艦を購入する方針であることが分かった。米国の関係筋4人が8日に明らかにした。

関係筋の1人によると、オーカスは今後数年で少なくとも1隻の米潜水艦が豪州の港を訪れ、30年代後半に英国の設計と米国の技術で新しいクラスの潜水艦を建造して終了するという、複数の段階がある。

バイデン米大統領は来週、カリフォルニア州サンディエゴで英豪首脳と会談し、オーカスに基づく豪州向けの原子力潜水艦配備計画について今後の方針を示す。

関係筋の2人によると、毎年の寄港を経て、米国は27年ごろまでに一部の潜水艦を西オーストラリア州に前方展開する。

30年代初頭には、オーストラリアはバージニア級潜水艦を3隻購入し、さらに2隻を購入するオプションを持つことになる。

米国防総省はホワイトハウスに問い合わせるよう求めたが、ホワイトハウスは今後の発表内容の詳細について確認を避けた。

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