サルナシ果実に肺腫瘍の減少効果=研究
がん予防のための食事は、いつの時代も関心の高いテーマだ。最近の研究によりサルナシ果実が肺がん予防に役立つことが明らかになった。
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の有元佐賀惠准教授を中心とする研究チームは、サルナシ果汁をマウスに水代わりに飲ませた結果、肺発癌物質による肺悪性腫瘍の発症数が減少したと明らかにした。
学会誌「Genes and Environment」に掲載された研究論文によると、サルナシ果実に含まれるイソクエルシトリン(isoQ)は、がん増殖に対するPI3K/AKTシグナル伝達経路を遮断して、肺がん細胞の増殖を抑制する作用があることが示されたという。
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