米議会下院のケビン・マッカーシー議長(共和党)は3月25日、中国系の短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を巡る国家安全保障上の懸念に対処するため、議会は法律の制定を進めると表明した。写真は23日、米下院委員会で証言するTikTokの周受資CEO(2023年 ロイター/Evelyn Hockstein)

TikTok対処の法律制定へ=米下院議長

[ワシントン 26日 ロイター] – 米議会下院のケビン・マッカーシー議長(共和党)は25日、中国系の短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を巡る国家安全保障上の懸念に対処するため、議会は法律の制定を進めると表明した。

マッカーシー氏は「下院は、テクノロジーを通じた中国共産党の触手から米国民を守るため、法律の制定に動き出す」とツイートした。

TikTokの周受資・最高経営責任者(CEO)は23日、米下院エネルギー・商業委員会で開かれた公聴会で証言し、中国政府とのつながりなどについて厳しい追及を受けた。周氏は、同社が中国政府の要請で米国人に対するスパイ活動を行ったことを否定した。

マッカーシー氏はツイートで「TikTokのCEOが正直に話せず、われわれが既に知っている真実、つまり中国政府がTikTokユーザーのデータにアクセスしているという真実を認められないのは憂慮すべきことだ」と批判した。

中国共産党の問題に取り組む下院特別委員会のマイク・ギャラガー委員長は26日のABCニュースで、周氏の証言を受けて「議会が何らかの行動を起こす可能性が高まったのが実情だ」と述べた。

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