世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に関する勧告を修正した。パンデミック(世界的大流行)の新たな段階に合わせた措置で、健康な子どもや青年は必ずしも接種する必要はないが、リスクの高いグループは前回のワクチン接種から6─12カ月後に追加接種(ブースター接種)を受けるよう提案した。(2023年 ロイター/Denis Balibouse)

WHO、コロナワクチン接種勧告を修正 健康な子ども必要なし

[28日 ロイター] – 世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に関する勧告を修正した。パンデミック(世界的大流行)の新たな段階に合わせた措置で、健康な子どもや青年は必ずしも接種する必要はないが、リスクの高いグループは前回のワクチン接種から6─12カ月後に追加接種(ブースター接種)を受けるよう提案した。

今回の勧告は、コロナによる感染やワクチン接種の広がりに伴い世界的に高水準の集団免疫が存在することを考慮した上で、コロナ感染による深刻な症状や死亡などの脅威にさらされている人々へのワクチン接種に注力することが目的と指摘。高齢者や重大なリスクをかかえる若年層などリスクの高いグループに対しては年齢や免疫不全の状態などに基づいて前回のワクチン接種から6─12月カ月後に追加接種するよう推奨した。

一方、健康な子どもや青年はワクチン接種の「優先度が低い」とし、このようなグループへの接種を推奨する前に疾病負担などを考慮するよう各国に要請。コロナワクチンおよびブースターワクチンはあらゆる年齢層にとって安全だが、勧告では費用対効果などの要因も考慮したという。

今回の勧告は現在の状況と世界の免疫レベルを反映しているが、毎年の追加接種が必要かどうかに関する長期的なガイダンスとみなすべきではないとした。

さらにコロナワクチンを2回接種したあとに追加接種を受けた「中程度のリスク」を抱える人々は追加でワクチンを接種してもそのメリットはわずかであるため繰り返しの接種は推奨されないとした。

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