ロシアのボリス・グリズロフ駐ベラルーシ大使は2日、ロシアは戦術核兵器をベラルーシの西側国境近くに移動させると述べた。資料写真、ベラルーシ、ロシアとの国境付近のウクライナ国内の検問所、2022年2月(2023年 ロイター/Valentyn Ogirenko)

ロシア、ベラルーシの西側国境に戦術核配置へ

[3日 ロイター] – ロシアのボリス・グリズロフ駐ベラルーシ大使は2日、ロシアは戦術核兵器をベラルーシの西側国境近くに移動させると述べた。

ロシアのプーチン大統領は3月25日、戦術核兵器をベラルーシに配備すると述べている。

スラブ民族が主体のロシアとベラルーシは「連合国家」の一部であり、さらなる統合に向けた協議を続けている。ベラルーシ政府が昨年、同国からのロシア軍のウクライナ派兵を容認して以降、こうした動きは加速している。

グリズロフ氏はベラルーシの国営テレビに対して「兵器は連合国家の西側の国境に移され、安全を確保する可能性が高まる」と述べた。ただ、どこに配備されるかは明らかにしなかった。

ベラルーシは北にリトアニアとラトビア、西にポーランドと国境を接している。3カ国は全て北大西洋条約機構(NATO)加盟国。

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