4月7日、台湾を訪問中の米共和党のマコール下院外交委員長(写真左)は、台湾への武器供給を早めるためにあらゆる手段を講じていると明らかにした。右は游錫コン立法院長。台北で撮影(2023年 ロイター/Carlos Garcia Rawlins)

台湾への武器供給加速へ全力尽くす=米下院マコール外交委員長

[台北 7日 ロイター] – 台湾を訪問中の米共和党のマコール下院外交委員長は7日、台湾への武器供給を早めるためにあらゆる手段を講じていると明らかにした。第三国から台湾へ武器を提供する可能性を示唆した。記者会見で述べた。

台湾の議会のトップ、游錫コン立法院長と会談し、武器の納入を促進するために全力を尽くしていると述べた。台湾を「強化」し、抑止力の向上を支援する必要があると語った。

台湾の武器入手を早めるために、米国による武器販売の優先順位を変更することや、他の国による台湾への武器提供を米政府が認める「第三者販売」などが考えられるとした。

共産党が支配する攻撃的な中国による台湾上陸を防ぐために、できる限りのことをしたいと表明した。

同じ記者会見で游氏は、昨年マッカーシー米下院議長に台湾訪問を要請したと明かした。同氏の議長就任前だったという。游氏はマッカーシー氏の訪台の時期について、タイミングの問題だけだと思うと述べた。

游氏はまた、ロシアのプーチン大統領がウクライナを迅速に攻略できなかったことが、習近平中国国家主席への教訓になったとの見方を示した。

プーチン氏にとって「おいしい食事」だったはずのウクライナが「喉に刺さった魚の骨」に変わったと指摘し、「これは習氏への警告でもある」と語った。

マコール氏らは8日に蔡英文総統と面会する予定。

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