米連邦航空局(FAA)は14日、米実業家イーロン・マスク氏率いる宇宙企業スペースXの宇宙船「スターシップ」の打ち上げを認可した。写真は、米テキサス州ブラウンズビルの発射台に設置されたスターシップ。2023年4月16日に撮影。(2023年 ロイター/Steve Nesius)

スペースX「スターシップ」、17日に試験打ち上げ 米当局認可

[ワシントン 14日 ロイター] – 米連邦航空局(FAA)は14日、米実業家イーロン・マスク氏率いる宇宙企業スペースXの宇宙船「スターシップ」の打ち上げを認可した。

スターシップは月や火星などへの飛行を目指す完全に再利用可能なロケット。FAAは声明で、安全性や環境など全ての要件を満たしたと説明。認可は5年間有効とした。

スペースXはツイッター上で、テキサス州ボカチカにある宇宙基地「スターベース」から17日に試験打ち上げを行うと表明。14日の規制当局への届け出によると、打ち上げは米中部時間午前5時半─午後2時(日本時間午後7時半─18日午前4時)の間に行われる可能性がある。

▶ 続きを読む
関連記事
未成年を脅迫し深刻な搾取を行う「764」ネットワークがアメリカで急拡大している。FBIと司法省は解体に向けて捜査を強化。被害実態や背景、家庭で求められる防衛策をまとめた
FBIのパテル長官が、児童救出、スパイ網摘発、殺人率の大幅低下など就任後10か月の成果を語った。フェンタニル密輸やアンティファ資金、焼却予定の機密文書発見など最新状況も明らかに
次期米大統領選の鍵を握るZ世代。彼らは傍観者ではなく、困難な経験から育まれた切迫感と多様な意見で政治を動かし始めている。既存政党は彼らの「言葉」を理解し、対応できるのかを問う
2021年1月6日のアメリカ議事堂襲撃事件前夜、コロンビア特区でパイプ爆弾を設置したとされる男が約5年ぶりに逮捕された
イーロン・マスク氏は非公開の集まりで、アメリカが「偉大な12年」の始まりにあるとの見方を示し、トランプ氏の2期目に続き、ヴァンス副大統領が2期の大統領を務める可能性があると予測した。