訪日外国人観光客がたくさん訪れる京都府嵯峨野の竹林(Chris McGrath/Getty Images)

3月の訪日外客数 韓国が最多、台湾は2位 個人旅行再開以降で過去最高

日本政府観光局(JNTO)が19日に発表した「3月の訪日外国人客数(推計値)」によると、先月の訪日外客数は181万7500人で、昨年10月の個人旅行再開以降で最高を記録した。

桜の花見シーズンによる訪日需要の高まりやクルーズ船の運航再開等の影響で、訪日外国人数はコロナ禍前の2019年同月比で34.2%減まで回復した。

国・地域別でみると、最も多かったのは韓国(46万6800人)、台湾(27万8900人)、米国(20万3000人)となっている。中国は7万5700人と、19年比で89%減となっているが今年2月(3.62万人)と比較すると大幅に増加した。

中国当局は国内の旅行会社に日本への団体旅行商品の販売を禁止しているが、羽田や関西、中部の各空港からの直行便数は需要に応じて再開や増便といった措置が取られている。

コロナ禍前の2019年、訪日台湾人数が史上最多の489万人だった。同年の「訪日外国人消費動向調査(観光庁)」によると、訪日台湾人にとって人気のお土産ランキングの第1位は化粧品・香水で、2位が菓子類だ。気になる最も人気の買い物場所はドラッグストア(86.7%)やコンビニエンスストア(83.3%)だという。

先月末には持続可能な形での観光立国の復活に向けた新たな「観光立国推進基本計画」も閣議決定され、観光産業の回復は日本経済の追い風としても期待される。

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