5月17日、米フロリダ州のデサンティス知事(共和党・写真)は、未成年のトランスジェンダー(出生時の性と自認する性が一致しない人)に対する思春期阻害剤やホルモン剤などによる医療行為を禁止する法案に署名した。写真は同州タンパで撮影(2023年 ロイター/Octavio Jones)

フロリダ州知事、未成年者のホルモン治療など禁止法案に署名

[17日 ロイター] – 米フロリダ州のデサンティス知事(共和党)は17日、未成年のトランスジェンダー(出生時の性と自認する性が一致しない人)に対する思春期阻害剤やホルモン剤などによる医療行為を禁止する法案に署名した。

共和党はトランスジェンダーの権利を制限する法案を多数提出。ヒューマン・ライツ・キャンペーンによると、性的少数者(LGBTQ)に関連する法案は全米で500件以上提出され、少なくとも48件が成立している。

デサンティス氏は法案署名に当たり、「これは未成年者の身体切除を永久に非合法化するものだ」と強調した。

関連記事
マサチューセッツ州のモーラ・ヒーリー知事とバイデン大統領による国境開放政策に反対する大規模な集会が、ボストンの州議事堂前で開催された。しかし、主流メディアはほぼ報じていない。
米農務省は1日、1万6千ポンド以上の生挽き肉を腸管出血性大腸菌(O157)に汚染された可能性があるとしてリコールすると発表した。
5月3日の朝、ニューヨーク市警察は、2つの大学キャンパスで発生していた反ユダヤ主義の抗議行動を、鎮圧した。警察は、これらの抗議行動に、何者かが関与しているとの疑いを持っている。現在までに、米国全土の46の大学キャンパスで、2400人を超える人々が逮捕された。
イスラエル・パレスチナ問題をめぐる分断は米国社会に大きな爪痕を残している。年末に米大統領選を控えるなか、中国共産党が背後で影響力を行使していることに警戒しなければならない事態となっている。
アメリカ国内の多くの大学キャンパスが、パレスチナ支持のデモ参加者らと、警察との対立が起きている。大学関係者や警察側は、が「外部扇動者」の存在を指摘した。