米大統領選への出馬を表明している南部フロリダ州のデサンティス知事は30日、表明後初の対面イベントを共和党候補指名争い初戦の地であるアイオワ州で行い、国が「間違った方向に進んでいる」と語った。写真は5月30日、アイオワ州ウエストデイモンズで撮影(2023年 ロイター/Scott Morgan)

デサンティス氏、トランプ氏を批判 出馬表明後初の対面イベント

[クライブ(米アイオワ州) 30日 ロイター] – 米大統領選への出馬を表明している南部フロリダ州のデサンティス知事は30日、表明後初の対面イベントを共和党候補指名争い初戦の地であるアイオワ州で行い、国が「間違った方向に進んでいる」と語った。

イベントでは対抗馬のトランプ前大統領にほとんど言及しなかったが、その後に行ったメディアの質疑応答では移民問題や新型コロナウイルス対策、連邦政府の支出などを巡り痛烈な批判を展開。トランプ氏が大統領時代に保守派の理念から遠ざかったとの見方を示した。

共和指名争いで先頭を走るトランプ氏は最近、デサンティス氏がコロナのパンデミック(世界的大流行)下で連邦政府によるマスクとワクチンの義務を拒んだ際の対応を批判した。

デサンティス氏はこれを「現実とかけ離れている」と一蹴し、共和党員は自身を支持するだろうと主張した。

同氏はアイオワでの2日間を皮切りに、ニューハンプシャー、サウスカロライナへと選挙キャンペーンを展開する。

ニューハンプシャーで遊説する日には、トランプ氏がアイオワでイベントを開催する予定となっている。

アイオワ州はトランプ氏との対立が目立つ福音派キリスト教徒が多く、同氏は2016年の党員集会で福音派票の多くを集めたテッド・クルーズ上院議員に敗れた。

*システムの都合で再送します。

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