2024年米大統領選に向けた共和党候補指名争いにペンス前副大統領(写真)と元ニュージャージー(NJ)州知事のクリス・クリスティー氏が来週、名乗りを上げることが5月31日、関係者の話で分かった。3月31日、ワシントンで講演するペンス氏(2023年 ロイター/Kevin Lamarque)

米大統領選、ペンス前副大統領と元NJ州知事が出馬表明へ=関係筋

[ワシントン 31日 ロイター] – 2024年米大統領選に向けた共和党候補指名争いにペンス前副大統領と元ニュージャージー(NJ)州知事のクリス・クリスティー氏が来週、名乗りを上げることが関係者の話で分かった。

クリスティー氏は6月6日にニューハンプシャー州の大学で開催される対話集会で出馬を表明する予定。

ペンス氏は同7日に中西部アイオワ州で動画と演説を通じ表明する計画という。アイオワ州の党員集会は大統領選に向けた候補者選びの初戦となる。

関係者によると、ノースダコタ州のバーガム知事もペンス氏と同じ日に出馬表明を計画している。

共和党内の反トランプ派の多くは候補者乱立に懸念を示している。候補者が多くなれば反トランプ票が分散し、党支持層の少なくとも3割の支持を期待できるトランプ氏が有利になる可能性があるためだ。

共和党の指名争いに出馬を表明済み、または表明する見通しの候補者は10人以上に上る。世論調査ではトランプ氏が大きくリードし、フロリダ州のデサンティス知事が続く。

米政治サイト「リアルクリアポリティクス」の調査によると、31日時点でトランプ氏の平均支持率が53%であるのに対し、ペンス氏は4%に満たず、クリスティー氏への支持はまだほとんど示されていない。

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