人生の生きがいを探求すると免疫力と心臓血管の健康が向上する (3)
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オーストリアの神経学者で精神科医のヴィクトール・エミール・フランクル(Viktor Emil Frankl)氏は、実存的精神分析のパイオニアです。オーストリアのウィーンの貧しいユダヤ人家庭に生まれ、ホロコーストの生存者でもあります。フランクル氏は、世界29の大学から名誉博士号を授与され、900万部を売り上げた『夜と霧』(Man Searching for Meaning)をはじめ、39冊の著書を出版しています。
フランクル氏は、ナチスの強制収容所に4回投獄されましたが、最終的に生き延びました。この経験の中で、彼は、難民の仲間の中には、他の人よりも楽に生き延びる人がいることを発見しました。フランクル氏は、「人生は無意味であり、人生に目的がないと感じている人は、たいてい悲観的で失望しています。人生には目的があるという信念がなければ、すぐに生きる自信を失ってしまうだろう」と考えています。
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