2007年2月26日、アイルランドのイニシュモア島 (Photo by Matt Cardy/Getty Images)

移住なら1300万円支給…アイルランド、地域活性化政策を発表

アイルランド政府は西海岸に浮かぶ約30の離島への移住を希望する人々に、8万4千ユーロ(約1300万円)の助成金を提供すると発表した。移住者を呼び込むことで地域を活性化し、長期にわたって住み続けられる島にするとしている。

この計画は「Our Living Islands 」政策に基づくもので、7月1日から施行される。政策には住宅や水インフラ、医療・教育サービス、屋外施設の改善など80の「公約」のほか、島民が働きやすいように高速ブロードバンドインターネットやリモートワークの拠点を導入することなどが盛り込まれている。

アイルランドのヘザー・ハンフリーズ農村・地域開発大臣は「(政策は)島々に真の変革をもたらし、そこに住む人々や家族の生活を向上させるだろう」と意義を強調した。

米ビジネスインサイダーによると、助成金は1993年以前に建てられた家を購入する者を対象とし、少なくとも2年間空き家になっていることが条件となる。また、助成金は構造改善や断熱材、模様替えにしか使えないとした。

離島には1月に上映された『イニシェリン島の精霊』のロケ地として使われた、イニシュモア島やダージー島、クレア島などが含まれている。

CNNによれば、イニシュモア島は2019年にも米国と豪州に公開書簡を送り「暮らしの時間」を楽しむために美しい離島への移住を検討するよう求めていた。

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