(SebGross/Shutterstock)

ワクチン未接種者の血液が今、求められている

※この記事は2023年2月の記事の再掲載です

昨今の「ワクチン接種者の血液」に関する不透明さが、1980年代の薬害エイズと比較されている。当時、HIVに汚染された血液製剤が輸血に使用され、「まるでロシアン・ルーレットだ」と非難を浴びた。最近では、生後4か月の赤ちゃんへの輸血をめぐる一件で、メディアに嵐が巻き起こった。

新型コロナウイルスのmRNAワクチン接種者から提供された血液が、輸血を受けた患者にどんなリスクをもたらすかは不明だ。危険を冒したくないとして、未接種で感染した人の血液を求める人が増えている。そんななか、心臓弁膜症の手術を必要としている生後4か月の赤ちゃんのケースが注目を集めた。ニュージーランドに住むウィル・サベージ・リーブス君だ。

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