ロシア連邦保安局(FSB)は3日、ロシアを後ろ盾とする「クリミア共和国」首長のセルゲイ・アクショノフ氏に対するウクライナの暗殺計画を阻止し、同氏の車を爆破しようとしたウクライナの工作員を拘束したと発表した。写真はクリミア大橋2022年10月撮影。(2023年 ロイター/Alexey Pavlishak)

ロ当局「クリミア首長暗殺阻止」、ウクライナの工作員拘束と発表

[3日 ロイター] – ロシア連邦保安局(FSB)は3日、ロシアを後ろ盾とする「クリミア共和国」首長のセルゲイ・アクショノフ氏に対するウクライナの暗殺計画を阻止し、同氏の車を爆破しようとしたウクライナの工作員を拘束したと発表した。

ウクライナからのコメントは今のところ出ていない。

ロシアメディアによると、ロシアが2014年に併合したクリミアでは警備が強化され、ロシア南部からクリミアにつながる橋を渡ろうとする人々に対して追加の保安検査が行われていた。

FSBによると、拘束した工作員はロシア国籍の男で、ウクライナの情報機関SBUに暗殺者として雇われ、ウクライナで爆発物、スパイ任務、破壊工作の訓練を受けた。男の名前は明らかにされていない。

男は隠れ家から爆発物を取り出そうとした際に拘束されたという。

アクショノフ氏は「クリミア共和国指導部」の命を狙った企てを防いだFSBに謝意を示すとともに、暗殺を命じた人物が特定され、処罰されると確信していると表明した。

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