2018年9月7日、イタリア・ベネチアで開催された第75回ベネチア国際映画祭でのミス・イタリア2018コンテストのファイナリストたち (Eamonn M. McCormack/Getty Images)

ミス・イタリア、トランスジェンダーの出場を禁止 

イタリアのミスコンテスト「ミス・イタリア」の主催者は、同コンテストへのトランスジェンダー女性の出場は認めないと述べた。イタリアのメディア「Il Primato Nazionale」が報じた。

コンテストの公式後援者パトリツィア・ミリリアーニ氏は「大会が始まったときから、規定には(出場者は)生まれながらの女性でなければならないと明記されている」と主張。近年ではトランスジェンダーの参加などが注目を集めているが、「我々はその波に乗ることはない」と述べた。

また、規定に「参加者は生まれながらの女性」と明記されていることについて、「おそらく当時から、将来的に(美の定義が)変化したり、女性が男性へ移行したり、男性が女性になったりすることが予想されていたからでしょう」と付け加えた。

一方で、同コンテストはタトゥーやピアス、ヘア・エクステンションをしている女性でも出場できるようにするなど、数年前から基準を緩和しているという。

ミリリアーニ氏の発言は、オランダで8日に開かれた「ミス・オランダ2023」で、トランスジェンダーの女性が優勝したことを受けたもの。優勝したリッキー・コレさん(22)は今後、エルサルバドルで開かれるミス・ユニバース世界大会に出場する予定だ。

米国でも近年、トランスジェンダーの2人がミスコンで優勝している。2021年3月に「ミス・ネバダ USA」でカタルーナ・エンリケスさんが、2022年11月には「ミス・グレーター・デリー2023」でブライアン・グエンさんが優勝した。

関連記事
8940億ドルの2025会計年度国防予算を議会が今後数週間で審議する予定だ。ロバート・ピーターズ氏は、ロシアの戦術核兵器の優位性は「最も緊急の注意を要する」と述べた。
ロシアが最近行った戦術核兵器使用の威嚇を一見すると軽視されがちだが、「ウクライナ国外」の英軍施設への攻撃という状況は、あからさまな警戒とまではいかないまでも、注目を集めるものだ。
ウクライナ保安庁(SBU)は7日、ゼレンスキー大統領と複数の高官を対象としたロシアの暗殺計画に関与したとして、国家反逆などの容疑でウクライナ国家警備局の大佐2人を拘束したと発表した。
5月6日、米国ホワイトハウスは、ロシアによる法輪功学習者の逮捕に対して、再び声を上げ、中共とロシアの関係の強化に懸念を表明した。 中国での法輪功学習者に対する迫害は、生きたままの臓器収奪を含めてすでに有名だが、先週、ロシア警察が突然4名の法輪功学習者を逮捕し、その中の46歳のナタリア・ミネンコワさんが2ヶ月間の拘留を受けたことが判明した。
5月2日に開催された、米連邦議会上院軍事委員会の公聴会では、「世界の脅威」について議論され、ヘインズ総監は中共とロシアの秘密協力が政治、経済、軍事、技術の各分野に及び、特に台湾問題にも大きな影響を与えていると述べ。