2021年12月25日、大統領夫妻と飼い犬のコマンダー (Photo by SAUL LOEB / AFP) (Photo by SAUL LOEB/AFP via Getty Images)

バイデン米大統領の愛犬、警護官に噛みつく騒動10件 病院で治療も

バイデン米大統領の飼い犬がホワイトハウスで、大統領警護隊(シークレットサービス)の警護官に噛みつく騒動が、複数件報告されていることが明らかになった。

米監視団体「ジュディシャル・ウオッチ」が国土安全保障省から入手した資料によれば、飼い犬の「コマンダー」が2022年10月から2023年1月までの4か月間に、シークレットサービスの警護官に噛みついた騒動は10件に上る。警護官の中には、病院で治療を受けた者もいたという。

シークレットサービスによれば、警護官のうち1人は右腕上部や太ももを噛みつかれたほか、襲われた警護官が犬から身を守るために、鉄製のカートを使わなければならなかったこともあった。

警護官の中の1人が昨年11月に同僚にメールを送り「あの犬には呆れた。彼ら(大統領夫妻)の犬でなかったら、とっくに処分されていただろう」などと指摘する内容も、資料のなかで明らかになっている。

バイデン氏の広報によれば、大統領一家は追加的なトレーニングを行い、状況を改善するための対策を講じているという。

「コマンダー」は血統書付きのジャーマン・シェパードで、2021年12月にバイデン氏の弟ジェームズさんから贈られた子犬としてホワイトハウスにやってきた。

バイデン氏はこれまでもホワイトハウスで3匹の犬を飼ってきたが、その中の1匹のジャーマン・シェパード「メジャー」も警護官らに噛み付いたため、ホワイトハウスから追放され、夫妻の友人の家に預けられている。

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