米陸軍のジェームズ・マコンビル参謀総長(写真)が4日に退任し、制服組トップが空席となった。後任の承認を上院共和党議員が阻止しているためで、軍幹部らは即応性が脅かされる事態だと懸念を示している。ワシントンで2021年6月撮影(2023年 ロイター/JONATHAN ERNST)

米陸軍制服組トップ、海兵隊に続き空席 共和議員が承認阻止

[ワシントン 4日 ロイター] – 米陸軍のジェームズ・マコンビル参謀総長が4日に退任し、制服組トップが空席となった。後任の承認を上院共和党議員が阻止しているためで、軍幹部らは即応性が脅かされる事態だと懸念を示している。

海兵隊司令官も7月初めから不在で、国防総省によると、2つの軍種でトップが不在になるのは史上初めて。

後任指名を阻止しているのは上院共和党のトミー・タバービル議員で、兵士とその扶養家族の人工妊娠中絶の旅費を国防総省が補助するのは不適切だと主張している。

オースティン国防長官は4日の式典で「危険な安全保障の世界において、米国は議会で承認された軍指導者の秩序ある迅速な交代を求めている」と訴えた。

陸軍の臨時参謀長は、すでに後任に指名されているランディ・ジョージ副参謀総長が務める。

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