2023年7月、タリスマン・セイバー演習中、オーストラリア北東沖の珊瑚海を航行する日本の海上自衛隊、韓国海軍、オーストラリア海軍、米国海軍の艦艇。参考写真(米国海軍)

「軍事作戦演習のオリンピック」で提携国の即応性と相互運用性を強化

多国籍軍の水陸両用強襲から革新的な陸上兵站作戦、人命救助のためのウェアラブル・テクノロジーの試験に至るまで、タリスマン・セイバー2023は、インド太平洋の平和と安定を確保するための「統一された決意」を示すと同時に、十数か国の同盟国・提携国から集まった3万人の部隊の即応態勢を磨き、関係を強化した。

2年ごとに開催され、今回で第10回目となる豪米演習は、7月から8月にかけての2週間、オーストラリア全土の基地やその他の場所で、実戦的な訓練や模擬訓練が行なわれ、「軍事作戦演習のオリンピック」として、その規模と範囲において前例のないものとなった。 演習には、カナダ、フィジー、フランス、ドイツ、インドネシア、日本、ニュージーランド、パプアニューギニア、韓国、トンガ、英国が参加し、インド、フィリピン、シンガポール、タイがオブザーバーとして参加した。

オーストラリア国防軍(ADF)の戦闘訓練センター司令官を務めるベン・マクレナン(Ben McLennan)陸軍大佐は、ブリスベンから北に約1,100キロ離れたクイーンズランド州北東部にあるオーストラリア国防軍の広大なタウンズヴィル実動訓練場で、新戦力の演習への統合は「驚くほどスムーズだった」とFORUMに語った。 「20年足らずの間に、2か国から13か国、そして次回は17か国になる可能性があるという事実は、まさに驚異的だ。

▶ 続きを読む
関連記事
中共は9日、対台湾政策をめぐる最高レベルの会議を開き、米台の軍事協力阻止やサプライチェーン分断などを主要議題として協議した。台湾の立法委員からは、中共の野心を見誤ってはならないとの警告が出ている
中国共産党(中共)の習近平党首は、世界情勢を巡り米国のドナルド・トランプ大統領およびロシアのウラジーミル・プーチン大統領と同日にそれぞれ電話会談を行い、米国産農産物の購入を大幅に増やすと表明した
米空軍大将でNATO欧州連合軍最高司令官を務めるグリンケビッチ氏は9日、中共とロシアによる北極圏での軍事的脅威に対応するため、米欧が新たな警戒行動「北極圏の哨兵」を急速に進めており、早ければ今週にも開始する見通しだと明かした
2月9日、香港の壹伝媒(ネクスト・デジタル)創業者の黎智英に対し、懲役20年の判決が言い渡された
香港の民主化運動を象徴する黎智英氏ら9名に対し、国安法違反による実刑判決が下された。黎氏には禁錮20年の重刑。報道の自由が崩壊し、国際社会が注視する「香港民主主義にとって最悪の日」の惨状を詳報する