句読点の妙【ことばの豆知識】
「警官が血まみれになって逃げる犯人を追いかけた」
さて、血まみれになっているのは警官?それとも犯人?「警官が」で「、」を打てば犯人で、「なって」で「、」を打てば警官ですね。
緊急時の連絡に電報が活躍していたころのこと。息子が 「カネオクレタノム」 と打ってきました。知ってか知らずか、父親は 「それはよかった」 と返事をしました。「金をくれた。飲む」 と読んだのです。「金送れ。頼む」 のつもりだった息子はさぞかし困ったことでしょう。
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居酒屋でときどき目にする表題のことば、「商いますます繁盛」と読みます。
「春夏冬」で「秋がない=商い」、「二升」で「升升=ますます」、「五合」で「半升=繁盛」ということです。なかなかしゃれています。
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後漢の頃のお話です。廬江県(現中国安徽省合肥市)出身の毛義(もう・ぎ)と東平県(現山東省泰安市)出身の鄭均(てい・きん)は二人とも誠実で温厚な人物であると評判でした。
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