(taka / PIXTA)

死後の世界は存在した?! 地獄から生還した女性が臨死体験を語った

キャシー・マクダニエルさんは、急性呼吸窮迫症候群、肺不全と診断され、医師から助かる可能性は38パーセント程度と告げられました。医師たちは彼女を人工的な昏睡状態にさせて、最善を祈るようにと家族に伝え、別れを告げさせました。 

現実に戻った彼女は、昏睡状態の間に、現実より遥かに鮮明な臨死体験をしたと言うのです。地獄天国を垣間見てしまったと言います。加えて、その経験が彼女を完全に変えてしまったのです。彼女は、国際臨死研究学会(IANDS)によるポッドキャスト「Explore The Extraordinary」でのインタビューで、その経験を告白したのでした。

臨死体験で見た地獄 

体が昏睡状態のとき、彼女の意識は暗い空間で目を覚ましたと言います。次いで、遠くに赤い光が見え、ひどい悪臭に襲われました。そして苦痛に満ちた悲鳴と呻き声が聞こえてきたのです。 

突然、「どこにいるかわかるか?」という声が聞こえました。 

「地獄?」とマクダニエルさんが答えると、その声の主がにやりと笑ったように思えたといいます。 

「ひたすら、左に走って逃げたことだけは覚えていますよ。穴に落ちようが、壁にぶつかろうが、そこから逃げなければならないと感じたのです」

と、マクダニエルさんはその時の事を振り返ります。

マクダニエルさんは、次々と繰り返された恐怖と破壊のシーンを回想しながら語り続けました。その中には、破壊されたニューヨークの街と、彼女に無理難題を突きつける悪魔のありありとした恐ろしい姿もあったのです。 

棍棒が振り下ろされ、マクダニエルさんは反射的に目を閉じました。次の瞬間、目を開けると、彼女はさらに悲惨な場所にいたのです。 

彼女が道を歩いていると、20人ほどの人々があてもなく、さまよっているのが見えました。近づくと、彼らはボロボロの服を着ており、皮膚が腐りかけているではないですか。集団の中の男たちがマクダニエルさんに迫り来て、彼女は押し倒されてしまったのです。 

「10人ぐらいが私を襲って乱暴してきたのです。それはとても不快で、恐ろしい経験でした」 

と、彼女は、暗く俯いて語りました。 

その内の1人が、 

「私たちはみんなエイズに感染している。あなたはどんどん病気に侵されるけど、死ぬことはない」 

と、言い放ちました。  

地獄からの脱出 

疲れ果てて希望がなくなり、しばらく絶望の中で打ちひしがれていると、今度は女の悪魔が近づいてきて、古びた小屋に連れて行かれました。この悪魔は、マクダニエルさんと同じ経験をした他の女性9人を連れていました。 

マクダニエルさんは、この日はこれまで経験した中でも最悪の日だと直感して、何が起こっているのかと、思い切って女悪魔に尋ねました。 

「地球の今日はクリスマスなんだよ。それは間違いなく、地獄ではいつも最悪の日だ」 

と、女悪魔はそう答えたのでした。 

返事を聞いて、心の中に秘かな声があり、その声に応じて、マクダニエルさんは歌を歌い始めました。

「女悪魔は怒るだろうけど、私はクリスマス・キャロルを歌い始めたのです。私も惨めですが、彼女はもっと惨めかもしれない。ならば、このまま大人しく黙っているわけにはいかないと思ったのです」 

歌いながら彼女が目を閉じると、次の瞬間、不安が消えて、言うに言われぬ優しい愛に満たされている感覚に包まれたのです。気がつくと、彼女は大聖堂にいて、そこには現世で白血病で死んだはずの友人がいるではないですか。髪はふさふさで、とても健康そうで溌剌としていました。

その友人、メアリー・ケイさんはなぐさめるように言いました。 

「あなたはまだやらなければいけないことが、たくさん残っているのよ。だから戻らなければならないわ」  

果たすべき使命  

やがて彼女は、病院で目覚めて現実の世界に戻ってきたことが分かりました。体重が39キロしかなく、動くことができませんでした。彼女の多くの筋肉は衰えていたのです。 

このような臨死体験を、彼女は、誰にも話すことができないと感じていました。国際臨死研究所に、彼女のこの経験を話すまでに10年もかかりました。しかし、共有してからは、それが彼女の使命であると自覚できたのです。 

彼女は自分の経験を記録した『Misfits in Hell to Heaven Expat』を出版しました。 

マクダニエルさんは、人類はみな天国から来て、誰もが自分に与えられた役割を演じていると信じています。 

「私たちは皆、天国から来ました。私たちは降りてきて、この地上で果たすべき役割を与えられているのです」 

「また、天国での生活に比べれば、人生なんて幻です。ここは現実ではなく、すべて幻想なのです。天国で約束した役割を演じているのです」 

現実の世界が幼想と感じられるほど、次元の高いあの世とは、密度が高く、人間の五感を超えた、感性の素晴らしさに溢れていて、だれもが魅了されてしまうようですね。

でも、大事なことは、我々を地獄行から守ってくれる力が必要だと言うことですよ。 その力を持つ人を探し、その人の庇護をうけることも、人生の目的なのですね。  

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