9月20日、国連特別報告者のアリス・ジル・エドワーズ氏は米政府に対して、ウクライナへクラスター(集束)弾を供与する決定を再考するよう要請した。写真はクラスター弾コンテナの残骸。シリアのダルアーで2017年7月撮影(2023年 ロイター/Alaa al-Faqir)

米国のクラスター弾ウクライナ供与、国連専門家が反対

[ジュネーブ 20日 ロイター] – 国連特別報告者のアリス・ジル・エドワーズ氏は米政府に対して、ウクライナへクラスター(集束)弾を供与する決定を再考するよう要請した。

クラスター弾は攻撃による死傷者だけでなく、紛争後も不発弾により民間人に被害が出るとされている。

エドワーズ氏は米政府に宛てた書簡で、クラスター弾は「紛争中も紛争後も無差別かつ深刻に民間人を傷つける」とし、使用すべきでないと訴えた。

クラスター爆弾の生産、貯蔵、使用、移譲を禁止するクラスター弾禁止条約(オスロ条約)には100カ国以上が加盟しているが、ロシアやウクライナ、米国などは加盟していない。

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