米国では難民受け入れ制度の運用現場で、「グーグル翻訳」や「チャットGPT」」などAI技術を駆使した翻訳アプリの導入が広がっている。写真は2022年5月、メキシコのシウダー・フアレスで米国での亡命申請に関する情報を求めるために待機する移民(2023年 ロイター/Jose Luis Gonzalez)

アングル:米で活用広がるAI翻訳、難民の審査現場は大混乱

Carey L. Biron

[ワシントン 18日 トムソン・ロイター財団] – 米国では難民受け入れ制度の運用現場で、「グーグル翻訳」や「Chat(チャット)GPT」」など人工知能(AI)技術を駆使した翻訳アプリの導入が広がっている。しかし翻訳の際に名前を暦の月に誤って変換する、履歴の年月日を間違う、発音がおかしいといった不具合が多発し、難民申請という重要な作業に使うのは危険だと批判の声が上がっている。

難民のための翻訳・通訳支援を手掛ける団体「レスポンド・クライシス・トランスレーション」の創設者、アリエル・コレン氏は、「こうした事例は枚挙にいとまがない」と話し、翻訳ミスが不当な受け入れ拒否につながる可能性があると警鐘を鳴らした。同団体はこれまでに1万3000件余りの難民申請書類の翻訳を扱っている。

▶ 続きを読む
関連記事
米司法省は19日、起訴状を公表し、台湾人2名と米国籍の中国系1名が、米国で組み立てられた高性能コンピュータサーバーおよび統合された米国の最先端人工知能(AI)技術を中国へ違法に転送した共謀の疑いで、米国の輸出管理法に違反したとして告発した。
2001年から12年間FBI長官を務め、トランプ政権下の「ロシア疑惑」捜査を指揮したロバート・モラー氏が81歳で死去
米FBIは過去1年間で300人以上の人身売買犯と1700人の小児性犯罪者を逮捕した
新刊『受注殺人』は、中国共産党による産業規模の臓器収奪の実態を暴く衝撃の一冊だ。20年にわたる調査に基づき、法輪功やウイグル人への迫害と西側の加担を告発。人類の良心に問いかける、必読の記録である
アリゾナ州の国立森林公園で、1月以降13頭の野生馬が射殺体で発見された。2022年の大量殺害に続く悲劇に、当局は捜査を継続。背景にある野生馬への「憎悪」や保護の是非、生態系への影響を巡る深刻な対立に迫る