シーク教徒の分離主義運動指導者がカナダで殺害された事件を巡り、カナダとインドの関係が悪化している問題に関連して、米英はインド政府へ10月20日、カナダに対してインド駐在の外交官の退去を求めないよう要請した。写真はシーク教徒の独立を支持する指導者ハーディープ・シン・ニジャール氏が殺害された後、シーク教寺院の外に掲げられた看板。9月18日、カナダのブリティッシュコロンビア州サリーで撮影(2023年 ロイター/Chris Helgren)

米英がカナダ支持表明、シーク教徒殺害事件巡るインドとの対立で

[ワシントン 20日 ロイター] – シーク教徒の分離主義運動指導者がカナダで殺害された事件を巡り、カナダとインドの関係が悪化している問題に関連して、米英はインド政府へ20日、カナダに対してインド駐在の外交官の退去を求めないよう要請した。

シーク教徒の独立を支持する指導者ハーディープ・シン・ニジャール氏が6月、カナダ西部で殺害された。トルドー首相はインド政府の関与の可能性を指摘したが、インド政府は否定している。

カナダのジョリー外相は19日、翌日までに外交官の減員に応じなければ身分を保障しないとインドが通告したため、インドに駐在していた外交官41人を引き揚げさせたと説明していた。

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