2020年5月29日、米ジョージア州アトランタでの抗議中にパトカーが燃える中、ブラック・ライブズ・マターの看板を掲げる男性 (Photo by Elijah Nouvelage/Getty Images)

米コカコーラ、反差別運動BLMの支持を密かに撤回 ハマス支持が原因か

米コカコーラは反差別運動ブラック・ライブズ・マター(BLM)を支持する一文をウェブサイトから削除した。BLMはイスラム原理主義組織ハマスの支持を表明しており、米議員からは批判の声が上がっていた。

コカ・コーラ傘下のスプライトのウェブサイトページにはこう書かれていた。

「今月初め、スプライトはソーシャルポストで、人種的正義のために行動することを約束し、BLMグローバル・ネットワークに50万ドルを寄付することを発表した。6月28日、スプライトは『2020年BETアワード』の放映中に、ブラック・アメリカの逞しさ、卓越性、楽観主義を紹介する新しいTVコマーシャルを初公開した。『Dreams Realized』と題された60秒のCMは、若い黒人クリエイターの夢を現実にし、次世代に大きな夢を抱かせるというスプライトのコミットメントを強調している」

現在のウェブページでは、この段落が削除されて掲載されている。アーカイブの記録によると、10月20日と21日にウェブページに変更が加えられたようだ。

この変更は米国のテッド・クルーズ上院議員がコカコーラがBLMを支援していることを批判した後に行われた。

BLMは「私はパレスチナと共にいる」との文言とともにパラグライダーの写真を投稿していた。この投稿は後に削除されている。

クルーズ氏はコカコーラがBLM支持の一文を削除したことを受けX(旧ツイッター)に「編集するだけでは不十分だ。米国に謝罪すべきだ」と投稿した。

ハマス支持をめぐっては企業以外でも物議を醸している。米ハーバード大の学生団体が、今回の攻撃は「イスラエルに全責任がある」という主旨の声明を発表したことに、大学側が適切な対応を取らなかったとして、米ファッション大手Lブランズ創業者のレスリー・ウェクスナー氏が大学への支援を撤回した。

米国のバイデン大統領はハマスの残虐行為を強く非難している。同氏は、米放送局CBSのインタビューでハマスの行為を「野蛮そのもの」と指摘し、完全に殲滅されるべきとの考えを示した。

エポックタイムズはコカコーラにコメントを求めたが、本記事掲載までに返答は得られなかった。

関連記事
元第8空軍司令官のE・G・バック・シューラー氏は、「Defense post」に掲載された最近の記事で、米国の自動車メーカーにガソリン車の販売を中止させ、電気自動車(EV)への切り替えを強制することを目的としたEPAの新しい排ガス規制は、米国を中国の言いなりにするだろう」と警告した。
有名なボクシングプロモーターであるドン・キングは、2024年の大統領選挙でドナルド・トランプ前大統領を支持している。トランプ前大統領は、大統領選挙キャンペーンを頓挫させる恐れのある一連の裁判に直面している。5月8日、92歳のキング氏はあるイベントで、トランプ前大統領に何か言うことはないかと尋ねられた。
2023年11月以来、共和党が支配する下院委員会は、1月6日に連邦議会議事堂で撮影された20,000時間以上の監視ビデオを公開し、今はなき1月6日特別委員会が長い間非公開にしてきた詳細を埋め始めた。
全50州といくつかの準州の知事が、州兵を米宇宙軍に移動させるという国防省の計画に反対しており、別の知事は月曜日に、この計画は「権力の奪取」だと主張した。
習近平の欧州訪問に際して、ブルームバーグは5月7日、「アメリカは中国人と中国共産党の関係を理解していない」と題する記事を掲載した。世界各国の指導者は中国共産党と中国人民を区別する必要があると強調した。