2021年11月3日、ワシントン州ショアラインで、ファイザー/ビオンテック社の新型コロナワクチンの小児用投与を準備する消防士(David Ryder/Getty Images)

ファイザーはコロナワクチンの緊急使用許可申請から臨床試験での死亡例を除外していた 研究者らが発見

2020年、ファイザー/ビオンテック社は新型コロナウイルスワクチンの緊急使用許可(EUA)を得るため、米国食品医薬品局(FDA)にデータパッケージを提出した。FDAはそれを元にワクチンの安全性と有効性を評価した。

しかし、最近発表された査読付き研究によって、ファイザー社が臨床試験のワクチン群における死亡例を知りながら提出データから除外し、EUAの却下につながりうる情報をFDAに隠匿していたことが明らかになった。

同研究によれば、症例報告書(CRF)への被験者の死亡報告が遅れたため、心臓の有害事象シグナルが不明瞭になり、ファイザー/ビオンテック社によるEUAの申請が異議を申し立てられることなく進むことになったという。

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