11月26日、中国保健当局は、呼吸器系疾患の急増に対処するため、発熱クリニックの数を増やすよう地方当局に要請した。北京で24日撮影(2023年 ロイター/Florence Lo)

中国、発熱クリニック増設目指す 呼吸器疾患急増に対処

[北京 26日 ロイター] – 中国保健当局は26日、呼吸器系疾患の急増に対処するため、発熱クリニックの数を増やすよう地方当局に要請した。

世界保健機関(WHO)は先週、中国北部で子どもの肺炎クラスターが発生しているという新興感染症監視プログラム「ProMED」の報告に言及し、中国に詳細な報告を求めた。

中国とWHOは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)初期の報告を巡り透明性に疑問が生じている。

WHOは24日、最近見られている疾患から新たな病原体は見つかっていないと発表した。

中国の国家衛生健康委員会の報道官は26日、急性呼吸器疾患の急増は数種類の病原体、特にインフルエンザの同時流行と関連していると説明。

「関連する診療所や治療区域の数を増やし、診療時間を適切に延長するとともに医薬品供給の保証を強化する努力が必要だ」と述べた。

また、学校や保育所、老人ホームなど人が集まる主要施設で防疫をしっかり行い、人の流れや訪問を減らすことが必要だとした。

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