2023年11月23日、北京の小児病院の外来エリアで待つ子供たちとその親たち(JADE GAO/AFP via Getty Images)

小児救急満杯 病院廊下に「移動病床」=中国

中国各地で複数のウイルス感染症が発生し、病院で外来や救急外来の患者が急増。発熱や咳などの症状が出る子供が多く、治療待ちの札番号は数千番までも配布されている。済南市で複数の病院では、子供救急室の外に、「キャンプ台車」が廊下に置かれて「移動病床」となり、そこに多くの子供が待たされている。

中国本土で最近、マイコプラズマ肺炎、インフルエンザ、RSウイルス、中共ウイルス(新型コロナウイルス)等々、複数の感染症が同時に流行している。各地の病院では、小児科外来や救急外来、発熱外来、点滴室などは人があふれ、一部の病院では、受診まで数時間から十数時間かかるという。

中国紙「斉魯晩報(さいろばんぽう)」の報道によると、「マイコプラズマ肺炎感染症」が猛威を振るっており、済南市の一部の病院では、小児救急の1日診療人数が1千人を超えた。一部の親は年休を取って子供に付き添っている。どこでも「キャンプ台車」が、救急外来の廊下の「移動病床」となっている。

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