2023 年 11 月 21 日に満員となった北京小児病院(動画スクリーンショット)

WHO、中国肺炎を追跡調査 抗生物質への耐性を懸念

世界保健機関(WHO)は、中国で発生している呼吸器感染症を追跡調査しており、中国の医師と協力し、抗生物質への耐性について、詳しく調べることを初めて明らかにした。

10月以来、中国では呼吸器疾患が急増し、病院が満杯状態になっている。今年は3年近くにわたるゼロコロナ政策を撤廃した後、初めての冬となり、多数の子供たちが呼吸器疾患で入院している。中共(中国共産党)当局は肺炎マイコプラズマ感染が主な原因だと主張している。

11月29日、WHOの伝染病・パンデミック準備・予防部門代理のマリア・ヴァン・ケルクホフ氏は、中国の状況を「追跡」していると表明した。

▶ 続きを読む
関連記事
妊娠中にCOVID-19に感染した母親の子どもは、3歳までに自閉症など神経発達障害と診断される割合が、感染しなかった母親の子どもよりリスクは上昇するが、全体としてのリスクは低いと研究者は強調している
新型コロナの新変異株NB.1.8.1がEU域内で今後拡大する見通し。現在米国では感染の3割以上を占め、中国で急拡大した株でもある。
中共疾病予防管理センターの発表によれば、新型コロナウイルス(中共ウイルス)の確定患者数は全国的に数週間連続で増加し、陽性率は22.8%に達した
中国共産党は新型コロナウイルスの流行がすでに沈静化したと主張しているが、各地では依然として死亡者数の高止まりが続いており、社会的関心が高まっている。亡くなっているのは高齢者に限らず、若年層や医療従事者にも広がっている。
中国各地でコロナ感染が再拡大し、住民や医師からは実態が公式発表を大きく上回る深刻な状況との報告が相次いでいる。