4年前の武漢肺炎を彷彿させる状況を、世界各国は固唾を飲んで見守っている。写真は2021年1月の上海市の様子 (Photo by STR/AFP via Getty Images)

中国で感染拡大、4年前の悪夢再来か 米議員「中共発表を鵜呑みにするな」

中国本土で再び感染症が蔓延し、4年前の武漢肺炎を彷彿とさせる状況が続くなか、世界各国は注意の眼差しを向けている。中国共産党が再び隠蔽を図っているとの情報もあり、米国の議員は情報を「鵜呑みにすべきでない」と警告した。こうしたなか、出入国管理庁などは大紀元の取材に対し、検疫で特段の対応をしていないと語った。

悲惨なコロナ禍から3年が経った今、中国国内では再び感染症が蔓延している。北京市や天津市の児童病院(小児科)には発熱した児童が昼夜を問わずに次々と来院し、中国共産党の衛生健康委員会は、感染症はインフルエンザウイルスやマイコプラズマ、アデノウイルスなどの「既知の病原体」が原因だと主張している。

米国でも呼吸器疾患をもたらすウイルスの流行が西部と南部にみられている。「小児肺炎のアウトブレイク」を経験したオハイオ州ウォーレン郡は今週、病原体はアデノウイルス、肺炎球菌、マイコプラズマ肺炎菌だと発表した。

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