日本でも処方されている抗てんかん薬 米医薬品局が「致命的な副作用」を警告
米国食品医薬品局(FDA)は最近の通達で、日本でも処方されている2種類の抗てんかん薬が生命を脅かす副作用を引き起こす可能性があると警告した。自己判断で服用を中止せず、発疹などの症状が現れた場合は直ちに病院を受診するよう呼びかけた。
FDAが警告通達を出したのは抗てんかん薬のレベチラセタムとクロバザム。好酸球増加症と全身症状(DRESS)により「まれではあるが、診断と治療が遅れると生命を脅かす重篤な反応を引き起こす可能性がある」とした。
DRESSは薬剤によるアレルギー反応の一形態であり、発熱、発疹、リンパ節の腫れ、肝臓などの臓器への傷害が挙げられる。FDAは「発疹から始まることもあるが、すぐに進行し、内臓を傷つけ、入院が必要となり、死に至ることもある」としている。
関連記事
未成年を脅迫し深刻な搾取を行う「764」ネットワークがアメリカで急拡大している。FBIと司法省は解体に向けて捜査を強化。被害実態や背景、家庭で求められる防衛策をまとめた
次期米大統領選の鍵を握るZ世代。彼らは傍観者ではなく、困難な経験から育まれた切迫感と多様な意見で政治を動かし始めている。既存政党は彼らの「言葉」を理解し、対応できるのかを問う
2021年1月6日のアメリカ議事堂襲撃事件前夜、コロンビア特区でパイプ爆弾を設置したとされる男が約5年ぶりに逮捕された
ファイザー社の開発中のmRNAインフルエンザワクチンに、FDA長官は「効かない製品は承認しない」と明言。論文から不利なデータが除外されていたとして、学術的な誠実性の欠如も批判されている
デル・テクノロジーズのマイケル&スーザン・デル夫妻が、トランプ政権の「インベスト・アメリカ」構想に62.5億ドルを寄付。2500万人の子供に初期預金250ドルを提供