2020年5月5日、米ワシントンのコストコ店舗 (Nicholas Kamm/AFP via Getty Images)

米コストコで金が爆売れ 第3四半期に約140億円

米会員制大型スーパー「コストコ」では、が爆売れしている。同社のリチャード・ガランティ最高財務責任者(CFO)は決算説明会で、第3四半期に1億ドル(約140億円)以上のインゴット金地金)が売れたと語った。

コストコは9月に金のオンライン販売を開始した。同月末の決算説明会でも、ガランティ氏は金の需要の伸びに言及し「コストコでは金のインゴットをサイトに載せると、数時間で売り切れてしまう」と述べた。

現在、コストコは「PAMP Suisse Lady Fortuna Veriscan 」と「Gold Bar Rand Refinery 」の2種類の24K(カラット)のインゴットを販売している。購入できるのは会員1人あたり2本までだ。

米CNBCによれば、インゴットは12月15日にコストコサイトで、1オンスあたり2069.99ドル(約30万6938円)で売りに出されていた。当時の金スポット価格より50ドル(約7千円)近く高い。どちらの商品も米貨物運送会社UPSで発送され、2~5日で全米の顧客に届けられる。一度購入したインゴットは返品も返金もできない。

上昇した金価格

今月初め、金のスポット価格は2152ドル(約31万円)と史上最高値を記録した。2019年の1200ドル(約17万1423円)から約2倍弱上昇した形だ。アナリストは、地政学的な不確実性、連邦準備制度理事会(FRB)による利下げの可能性、米ドル安により、来年も金価格は高止まりすると予想している。

10月にイスラエル・ハマス戦争が勃発して以来、安全資産とされる金に投資家が資金を逃避させていることから、金価格が上昇している。

ユナイテッド・オーバーシーズ銀行(UOB)の市場戦略、グローバル経済、市場調査の責任者であるヘン・クーン・ハウ氏はCNBCの取材に対し「2024年にかけて予想されている米ドルと金利の後退は、金にとって重要なプラス要因となる」と述べ、来年末までに金価格が1オンスあたり2200ドル(約31万4306円)まで上昇すると予想した。

TDセキュリティーズの商品戦略部門責任者、バート・メレック氏も、来年第2四半期の金価格は平均2100ドル(約30万円)になるとの見通しを示した。同氏は、世界の国々の中央銀行の金購入需要が金価格上昇の主な要因になると述べた。

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