オースティン米国防長官の年明け1日の極秘入院の理由が、昨年12月に受けた前立腺がん治療の手術後に発症した尿路感染症だったことが分かった。昨年12月、テルアビブで撮影(2024年 ロイター/Violeta Santos Moura/File Photo)

米国防長官の極秘入院、前立腺がん手術後の感染症 意識不明にはならず

[ワシントン 9日 ロイター] – オースティン米国防長官の年明け1日の極秘入院の理由が、昨年12月に受けた前立腺がん治療の手術後に発症した尿路感染症だったことが分かった。米国務省が9日、ウォルター・リード軍医療センターの声明を公表した。

声明によると、オースティン長官は12月22日の術後、合併症を発症。尿路感染症と診断された後、1月2日に集中治療室(ICU)に入ったという。

声明は、オースティン長官は入院中に「意識不明とはならず、全身麻酔も受けなかった」と明らかにした。現時点で感染は解消し、回復が続いているとしたものの、完治には時間がかかる可能性があるとした。

オースティン長官は1日に入院したが、バイデン大統領や国防副長官らは数日間把握しておらず、対応に問題があるとして批判が相次いだ。米国防総省は8日、オースティン長官は辞任する計画はなく、ホワイトハウスはバイデン大統領もオースティン長官の解任は検討していないとしている。

こうした中、ザイエンツ大統領首席補佐官は閣僚らにメモを送付し、ホワイトハウスが権限委譲を巡る見直しを行っているとし、12日までに「現行の権限委譲に関する手順」を提出するよう求めた。ロイターはメモを確認した。

メモには、オースティン長官の入院に関する具体的な言及はないものの、権限が委譲される場合にはホワイトハウスに通知するなどの手順に従うよう求めた。

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