紅海危機は2023年11月下旬から始まり、イエメンにいるフーシ派はハマスを支持するため、イスラエルの船を攻撃することを選択した (Photo by AFP) (Photo by -/AFP via Getty Images)

紅海危機と地政学的な大混乱

米国防省によれば、今年の初め、1月9日に紅海で危機が突然エスカレートし、50隻の商船がイエメンのフーシ派による攻撃の脅威にさらされた。これは、2023年11月の危機発生以来、最大規模の攻撃であり、全世界の航海貿易に打撃を与えるだけでなく、今後のグローバルな生産と流通の配置に深刻な影響を及ぼす可能性がある。

紅海危機は2023年11月下旬から始まり、イエメンにいるフーシ派はハマスを支持するため、イスラエルの船を攻撃することを選択した。その後、彼らはイスラエルの船だけでなく、約40の国と地域の船も攻撃するようになった。

プロデューサーの李軍氏は、新唐人テレビの番組『菁英論壇』で、フーシ派による1月9日の攻撃は、昨年末に米国軍がフーシ派の攻撃艇3隻を撃沈したことへの報復である可能性があると述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
中共の台湾侵攻を抑止する鍵は、食料供給の弱点にあるのか。米外交誌の論考は、大豆の輸入依存に着目。戦時の海上輸送の混乱が飼料や食用油の不足を招き、物価高や国民の不満が戦争継続を難しくする可能性を指摘する
米国防総省の「軍事基地90日間独立計画」は世界大戦の兆候なのか。本記事では、サイバー攻撃等のインフラ脅威に備える現実的な国防戦略の背景を解説し、過剰な戦争の憶測の誤りを指摘する
米国防情報局は、中共軍が2030年までに指向性エネルギー兵器を軌道上に配備する能力を備えると予測。米軍の通信・偵察衛星への脅威が増す一方、中共側にも技術や指揮系統の制約がある。米軍は衛星の分散配備や迅速な補充などで対抗する
中共空母「遼寧」が第1列島線の内外を往来し、フィリピン周辺の狭い海峡を通過した。周辺国への威嚇を指摘する一方、軍事的リスクや補給面の疑問も残る。不可解な訓練航路から、政治的示威と実戦上の合理性の隔たりを読み解く
プーチン氏が提案した米露中三か国による首脳会談構想。実現すれば、国際秩序や米国の同盟関係にどのような影響を及ぼすのか。中ロを利する可能性など、構想に潜む10の懸念を指摘する