1月18日午後、韓国・ソウルにおいて、日米韓3か国は北朝鮮に関する協議をした(韓国外務省)

日米韓、北朝鮮に関する協議で連携再確認

1月18日午後、韓国・ソウルにおいて、日米韓3か国は北朝鮮に関する協議をした。鯰博行アジア大洋州局長、金健(キム・ゴン)韓国外交部朝鮮半島平和交渉本部長及びジュン・パク米国国務省高級北朝鮮問題担当者(特別代表代行)が出席した。また、鯰局長は、金本部長及びパク高級北朝鮮問題担当者との間でそれぞれ二国間の意見交換を行った。

三氏は、14日に北朝鮮が東海に向けてミサイルを発射したことを含む、一連の弾道ミサイル等の発射は、関連する国連安保理決議に違反するものだと批判し、地域の安全保障にとって重大な脅威であり、国際社会に対する深刻な挑戦であるとの認識を改めて共有した。露朝間での武器移転などについても深い懸念を表明した。それを踏まえて、現下の北朝鮮情勢について意見交換を行った。

鯰局長は、金本部長及びパク高級北朝鮮問題担当者に対して、拉致問題についても理解と協力を求め、支持を得た。

また、昨年8月に米国キャンプ・デービッドにおいて行われた日米韓首脳会合での成果や、本年日米韓三か国が国連安保理理事国を務めていること等を踏まえ、国連安保理決議に従った北朝鮮の完全な非核化に向け、日米韓の安全保障協力を含む抑止力・対処力の強化、安保理における対応や同志国との協力を含む国際連携等について、引き続き日米、日韓、日米韓で緊密に連携していくことを再確認した。

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