欧州連合(EU)欧州委員会は24日、中国の医療機器の公共調達に関する調査を開始した

米、中国ハッカー集団の活動無効化 重要インフラを標的=関係筋

Christopher Bing Karen Freifeld

[29日 ロイター] – 米政府は数多くのインターネット接続機器への侵入に成功している中国ハッカー集団「ボルト・タイフーン」の活動に対処する作戦をここ数カ月の間に開始した。関係筋がロイターに明らかにした。

米司法省と連邦捜査局(FBI)が同集団の活動を遠隔操作で無効化する法的許可を得たという。

ボルト・タイフーンの活動を巡っては、海軍の港湾やインターネット・サービス・プロバイダー、公共事業など西側の重要インフラを標的にした大規模なサイバー攻撃の一環とみて情報当局者らが警戒している。

国家安全保障の専門家によると、このような侵入により、中国は米軍の作戦を支援するインド太平洋地域の重要施設を遠隔操作で混乱させる可能性があるという。

司法省とFBIはコメントを控えた。在米中国大使館はコメント要請に応じていない。

西側諸国が昨年5月にボルト・タイフーンについて最初に警告した際、中国外務省の毛寧報道官は、ハッキング疑惑は機密情報を共有する米英など「ファイブアイズ」による「集団的偽情報キャンペーン」だと断じた。

関係筋によると、同集団は昨年終盤に活動範囲を拡大し、手法の一部を変更したという。

ハッキングが広範囲に及んでいたことから、ホワイトハウスは複数の通信会社やクラウド会社を含む民間のテクノロジー業界と一連の会合を開き、活動を追跡するため協力を要請した。

関連記事
豪州戦略政策研究所の最新報告によると、中国共産党(中共)は、世界で人気のアプリを介して、外国人ユーザーのデータを収集し、世界の情報環境に変革をもたらし、海外での宣伝活動の影響力を増しているという。
米空軍は、5千機以上の航空機を擁し、世界最強の空軍戦力を保持している。最新の第五世代戦闘機を含むこの圧倒的なア […]
米国防総省は3月12日、台湾向け「スカイガーディアン」無人機4機の製造を目的とした契約が、ジェネラル・アトミックスと締結されたと発表した。
3月9日、米空軍は「F-35Aステルス戦闘機が、B61-12戦術核弾頭の搭載が可能な認証を受けた」と発表。同機は世界初の核弾頭を搭載できるステルス戦闘機となった。
米国の第五世代戦闘機であるF-35「ライトニングII」は、先進的なステルス技術を先端的で機動性の高い超音速戦闘機に統合し、パイロットに前例のない状況認識能力と比類なき殺傷能力および生存能力を提供している。海軍のパイロットは、F-35戦闘機は映画『トップガン:マーヴェリック』を退屈なものにしてしまうと述べている。