2014年10月2日、バージニア州ダレスのワシントン・ダレス国際空港 (Mark Wilson/Getty Images)

「スパイを警戒」米当局、中国人留学生数十人のビザ取り消し、強制送還

米国境警備官が、中国共産党との繋がりを疑われる中国人留学生数十人を尋問し、ビザ取消しや本国強制送還するケースが続いている。激しい米中競争の最中、米当局は中国共産党のスパイ活動を警戒しているとみられる。

駐米中国大使館は1月29日付の声明で、ここ数か月の間、海外旅行や中国訪問から米国の学校へ戻る際に、有効なビザを所持するにも関わらず入国を拒否された中国人留学生が数十人いると述べた。

声明によれば、警官に8時間も尋問されたり、携帯していた電子機器も調べられたりした学生もいたという。いっぽう、留学生の入国拒否の理由や、取り調べを受けた中国人留学生の人数や状況の詳細については明らかにしていない。

▶ 続きを読む
関連記事
次期米大統領選の鍵を握るZ世代。彼らは傍観者ではなく、困難な経験から育まれた切迫感と多様な意見で政治を動かし始めている。既存政党は彼らの「言葉」を理解し、対応できるのかを問う
2021年1月6日のアメリカ議事堂襲撃事件前夜、コロンビア特区でパイプ爆弾を設置したとされる男が約5年ぶりに逮捕された
ファイザー社の開発中のmRNAインフルエンザワクチンに、FDA長官は「効かない製品は承認しない」と明言。論文から不利なデータが除外されていたとして、学術的な誠実性の欠如も批判されている
デル・テクノロジーズのマイケル&スーザン・デル夫妻が、トランプ政権の「インベスト・アメリカ」構想に62.5億ドルを寄付。2500万人の子供に初期預金250ドルを提供
ホワイトハウスは1日、虚偽報道を行ったとするメディアや記者名を公開する新たなウェブサイトを開設したと発表した。