昔からこの島々は日本人が住んでいた! (Photo by Kazuhiro NOGI / AFP) (Photo credit should read KAZUHIRO NOGI/AFP via Getty Images)
外務大臣会見

2月7日北方領土の日 平和条約締結方針堅持、上川外務大臣

 昨日の2月6日、上川外務大臣が会見、北方領土をめぐる日本の立場についての記者の質問に対して以下のように答えた。なお本日、2月7日は『北方領土の日』である。

〇 領土:

北方領土(歯舞色丹択捉島国後島の4島)は、我が国が主権を有する島々であり、我が国固有の領土だ。このロシアによる北方領土の占拠については、法的根拠がなく、不法占拠されているという立場である。このような北方領土の不法占拠は、我が国として受け入れられるものではない。

〇 現状の膠着状態の打開策:

残念ながら、現在平和条約交渉について、何か具体的に申し上げられる状況にはない。

政府としては、北方領土問題を解決し、平和条約を締結するとの方針を堅持する。

また、元島民の高齢化が進む中、政府として北方墓参の再開を強く求めたが、ロシア側の肯定的な反応はまだない。

〇 我が国漁船による安全操業

政府間の交渉が途絶え、双方とも良好な関係とは言えない状況で、北方四島周辺水域操業枠組協定、これは、北方四島周辺水域において、我が国漁船による安全操業を実現するものとして、大変重要な意義を持つ。

 こうした観点も含め、政府は、様々なレベルでのロシア側への働きかけを続けてきており、残念ながら、ロシア側から、これらの再開に向けた肯定的な反応は得られていないという状況だ。

北方四島、歯舞、色丹の2島を返還すると明記した日ソ共同宣言は1956年(昭和31年)10月19日に日本国とソビエト連邦がモスクワで署名し、同年12月12日に発効した条約。 これによって両国の国交が回復して外交関係も正常化したが、国境確定問題(北方領土問題)は先送りされた。

ロシアは、ウクライナ侵略開始の1か月後の2022年3月に、日本の対露制裁等を理由に、日本との平和条約に関する交渉を継続するつもりはないと一方的に発表。この状況は、現在も続いている。

元島民たちはすでに88歳以上だ。

  (Photo credit should read KAZUHIRO NOGI/AFP via Getty Images)

 

 

関連記事
垂秀夫前駐中国大使は9日、長年に渡って日台間の友好関係を推進してきた実績から、台湾の蔡英文総統より勲章を授与された。垂氏は自身と台湾との深い縁に言及し、今後も日台関係の強化に尽力していく考えを示した。
中華民国の新政権就任式に向け、台湾日本関係協会の陳志任副秘書長は7日、外交部の定例記者会見で、20日に行われる頼清徳次期総統の就任式に、現時点では各党・会派から37名の日本国会議員が37人が出席する予定だと発表した。過去最多の人数について「日本側は新政権をとても重視している」と歓迎の意を示した。
中国共産党の統治に反感を抱く中国人が続々と東京に集っている。識者らは、辛亥革命時に日本人が孫文らを支援した歴史を想起し、「義を見てせざるは勇なきなり」の精神で中国人と付き合うべきだと指摘した。
亜細亜大学の范雲濤教授(61歳)=中国籍=が昨年2月に中国へ一時帰国した後、行方不明になっている。政府に対してもっと積極的な対応を求める声が高まってる。松原仁氏は24日の衆院外務委員会で、上川陽子外相に対し、范雲濤教授の失踪について外務省の対応を問いただした。上川外相は、3度質問したにもかかわらず、ノーコメントで答えることを繰り返し、中国に対し口をつぐむ、具体的な対応は公表していなかった。
中華民国の次期総統、頼清徳氏は、4月30日台湾を訪問した自由民主党の鈴木貴子青年局長一行との会談した。総統府によると、頼氏は、5月20日に総統に就任した後も、「各方面での協力関係をさらに強化することを期待している」と述べのに対し、鈴木貴子衆院議員は日台関係は今後、「必ずさらに強固になるだろう」と応じた。