中国の過剰生産能力による世界経済への悪影響を懸念=米財務副長官
[23日 ロイター] – アデエモ財務副長官は23日、中国経済が現在直面している経済的な苦境が短期的に米国の経済成長を鈍化させる公算は小さいものの、中国の過剰生産能力が世界経済に及ぼす影響を懸念していると述べた。
アデエモ氏は、不動産セクターや人口の高齢化、民間企業のビジネス環境悪化など、中国が直面する課題に言及した上で、「中国からの逆風が米経済に大きな影響を与えることは懸念していない」と述べた。
その上で「中国に絡む根本的な懸念は、中国の過剰生産能力が世界経済に打撃を与えることだ」とし、「これは世界経済にとり課題となる。われわれはこれに関し中国と直接協議している」と述べた。「中国は米国だけでなく、世界中の国々と公平な場で競争する必要がある」とも付け加えた。
関連記事
南アフリカ政府が、国内の鉄鋼産業を保護するために中国とタイ産の形鋼に対して高率のアンチダンピング関税を課した
日米首脳会談を通じ確認された日米同盟の「新たな黄金時代」を築く経済安全保障戦略の全貌に迫る
ローウィ研究所が指摘:日本政府はJOGMECを通じ、オーストラリアのライナス社と長期供給契約を延長、ブラジルとも協力。レアアース供給網の「脱中国化」が新たな段階へ。中国依存脱却へ積極策
ホルムズ海峡の航行危機に対し、元米高官が軍事力ではなく日本の経済力を活かした解決策を提案した。日銀による500億ドル規模の再保険枠組み構築を通じて、高市首相に期待される役割を解説する
金は通常、戦争などの局面では上昇する「安全資産の王」とされる。しかし、米国とイスラエルがイランの軍事目標に対して大規模な攻撃を開始して以降、原油価格が上昇する一方で、金価格は大きく変動しつつ下落傾向を示している。