米韓両軍は4日、春の定例軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾」を開始した。写真は米韓軍事演習。韓国内で22年8月撮影。(2024年 ロイター/Kim Hong-Ji)

米韓合同軍事演習「自由の盾」始まる、北朝鮮の核脅威に対応

Hyonhee Shin

[ソウル 4日 ロイター] – 米韓両軍は4日、春の定例軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾」を開始した。両軍から昨年の2倍の兵士が参加し、北朝鮮の核とミサイルの脅威への対応を強化する。

演習は14日まで。北朝鮮が2018年の南北軍事合意を昨年11月に破棄してから初めての実施となる。

韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮が核弾頭搭載の可能性を示唆している巡航ミサイルを識別し攻撃するなどの方法で、核の脅威を無力化することが演習の主な目的。

韓国の聯合ニュースは、空母や爆撃機といった米国の戦略的資産が参加する可能性があると報じた。

在韓米軍は、これらの資産が過去の慣例に沿って配備される見通しだとしたが、安全保障上の規約を理由に詳細な説明は控えた。

関連記事
韓国最大の太陽光発電メーカーであるハンファ・ソリューションズ傘下のQcellsは中国江蘇省啓東市にある工場を6月30日に永久閉鎖する。
北朝鮮のアニメスタジオが、制裁下にもかかわらず日本や米国の人気アニメーション制作に関与していることが、朝鮮半島の情報分析を行うシンクタンク「38ノース」が22日発表した報告で明らかになった。日本政府は先月、北朝鮮のIT技術者の関与について警告を発したばかり。北朝鮮が制裁を逃れ、日本市場に関与している実態が浮き彫りとなった。
米国政府が、北朝鮮が遺伝子操作を通じた生物学兵器を生産できる能力を保有しているという分析を発表した。
韓国を訪問している米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は16日、非武装地帯にある板門店を訪れ、ロシアと中国に北朝鮮の制裁逃れを擁護しないよう求めた。
最近、尹錫悅(ユン・ソクヨル)韓国大統領は国家安全保障の観点から韓国海洋警察に中国の漁船の強い対応を求めた。