2020年4月8日、当時のマイク・ポンペオ国務長官(左)(Mandel Ngan/AFP via Getty Images)

トランプ氏2期目の「ポスト引き受ける」 ポンペオ前国務長官が発言

米国のマイク・ポンペオ前国務長官は新たなインタビューで、トランプ前大統領が11月に再選された場合、ホワイトハウスの役職を受け入れる可能性を排除しない姿勢を示した。

対中強硬派のポンペオ氏は、米FOXニュースのインタビューで「もし私が仕える機会を得て、変化をもたらすことができるなら…米国民に奉仕する機会に、ほぼ間違いなく『イエス』と言うつもりだ」と語った。

「トランプ氏は、求めたことを忠実に実行する人材を求めている。大統領として常にそうすべきだと思う」とも付け加えた。

カンザス州選出の元米下院議員であるポンペオ氏は、トランプ前政権で2017年から2018年まで中央情報局(CIA)長官を務めた後、2018年から2021年まで国務長官を歴任。退任後、2024年米大統領選の立候補を示唆したが、昨年4月に不出馬を表明した。

トランプ大統領はポンペオ氏の発言について公にはコメントしていない。

1月に訪日した際の講演では、トランプ政権2期目の政策に関して「根幹は1期目と変わらない」とし、トランプ前政権が中国との貿易赤字問題や移民規制強化に取り組んだことを強調。トランプ氏の返り咲きに期待を寄せた。

いっぽう、米大統領選への参戦が取りざたされる中、ポンペオ氏はトランプ氏を一刀両断し、当時のFOXニュースに「トランプ政権は歳入よりも6兆ドルも多く支出し、財政赤字を増やした」と発言するなど、トランプ氏への否定的な態度を示した時期もあった。

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