3月13日、岸田文雄首相は、昨年11月の自民党青年局の懇親会で不適切な内容の余興があったとされる問題を巡り、懇親会のテーマが「多様性」だったことについて「言うまでもなく、私、そして私の内閣の目指す多様性とは全く合致しない」と語った。都内で昨年12月撮影(2024年 ロイター/FRANCK ROBICHON/Pool via REUTERS)

自民青年局の懇親会巡り、首相「目指す多様性と全く合致せず」

[東京 13日 ロイター] – 岸田文雄首相は13日の参院予算委員会で、昨年11月の自民党青年局の懇親会で不適切な内容の余興があったとされる問題を巡り、懇親会のテーマが「多様性」だったことについて「言うまでもなく、私、そして私の内閣の目指す多様性とは全く合致しない」と語った。塩村あやか委員(立憲・社民)の質問に答えた。

首相は自身の目指す多様性について「全ての方々が生きがいを感じ、尊厳が損なわれることなく、多様性が尊重される。こうした包摂的な共生社会を目指す」と説明した。

関連記事
8日の参議院決算委員会で、斎藤経産相は「再エネ発電事業者が意図的に発電設備の稼働を抑制・停止させること自体は可能だ」と述べた。中国による電力供給停止の危険性を質した柳ケ瀬裕文議員(日本維新の会)に対する答弁。
自民党派閥での政治資金パーティーを巡る裏金事件をを受けて、政治資金規正法改正の議論が盛り上がっている。松原仁・元国家公安委員長(無所属)は24日の衆院外務委員会で、上川陽子外相に対し、所属していた自民党の派閥「宏池会」(岸田派)について、中国企業などによるパーティー券購入があったことを問いただした。
参議院総務委員会で25日、浜田聡議員(NHKから国民を守る党)は選挙妨害行為について質問した。過去に安倍元首相の銃撃事件や岸田首相への襲撃未遂があったことから、街頭演説の安全性について「危険と隣り合わせ」と指摘。ネット宣伝や屋内講演へのシフトの必要性を訴えた。いっぽう、松本総務相は暴力を理由に控えることは避けたいと応じた。
外務省が最新の「日本2024年版の外交青書」を発表した。中国との関係において「互恵的」であることを再確認しつつ、中国の軍事的脅威の増大に対する日本の懸念を強調した。
防衛省は26日、海上自衛隊と陸上自衛隊で特定秘密の漏えい事案が発生したと発表し、関係者の懲戒処分を行った。木原防衛相は「極めて深刻に受け止めている」と述べた。