オーストラリアと英国は21日、新たな防衛・安全保障協力協定に署名した。写真はシャップス英国防相とマールズ豪国防相。代表撮影(2024年 ロイター)

豪英、防衛・安全保障協力強化へ新協定に署名

[シドニー 21日 ロイター] – オーストラリア英国は21日、新たな防衛・安全保障協力協定に署名した。

協定は両国の主権と地域の安全保障に影響を及ぼす有事の際に協議することを両国に義務付ける。

オーストラリアのマールズ国防相は、長きにわたるパートナーシップに戦略的な側面が加わったと述べ、英国がインド太平洋地域でしばらくなかったほどの大きな存在感を示していると指摘した。

また、英国は豪州の潜水艦ローテーション部隊に貢献するとし、新協定ではこれがより容易になると述べた。

英国が豪州の国防情報局内に設置される共同情報センターにも貢献すると明らかにした。

英国のキャメロン外相とシャップス国防相が豪州を訪問しており、22日にはマールズ氏やウォン外相と会談する。豪メディアは豪米英3カ国の安全保障枠組み「AUKUS」の下で原子力潜水艦の建造請負業者に英国企業が指名される見込みだと報じている。

関連記事
ウクライナ保安庁(SBU)は7日、ゼレンスキー大統領と複数の高官を対象としたロシアの暗殺計画に関与したとして、国家反逆などの容疑でウクライナ国家警備局の大佐2人を拘束したと発表した。
中華民国の新政権就任式に向け、台湾日本関係協会の陳志任副秘書長は7日、外交部の定例記者会見で、20日に行われる頼清徳次期総統の就任式に、現時点では各党・会派から37名の日本国会議員が37人が出席する予定だと発表した。過去最多の人数について「日本側は新政権をとても重視している」と歓迎の意を示した。
5月6日、米国ホワイトハウスは、ロシアによる法輪功学習者の逮捕に対して、再び声を上げ、中共とロシアの関係の強化に懸念を表明した。 中国での法輪功学習者に対する迫害は、生きたままの臓器収奪を含めてすでに有名だが、先週、ロシア警察が突然4名の法輪功学習者を逮捕し、その中の46歳のナタリア・ミネンコワさんが2ヶ月間の拘留を受けたことが判明した。
ゴールデンウィーク中に外国人労働者の受け入れ拡大に向けた法改正の審議が進む。識者は「実質移民解禁ではないか」と危惧する。こうしたなか、いわゆる移民政策推進に一石を投じるオンライン署名が行われている。半年間で7500筆もの署名を集め、コメントも2300件を上回る。
現在、法廷はトランプ前大統領に対し、4月15日にニューヨークで始まった刑事裁判について沈黙しろと命じた。これに対して一部の弁護士は、この命令が違憲であり、言論の自由の侵害であるとしている。