3月21日、欧州連合(EU)首脳会議は、バルカン半島のボスニア・ヘルツェゴビナとEU加盟交渉を開始することで合意した。写真はEUのミシェル大統領。ブリュッセルで21日撮影(2024年 ロイター/Johanna Geron)

EU首脳会議、ボスニア加盟交渉開始で合意

Nette Noestlinger

[ブリュッセル/サラエボ 21日] – 欧州連合(EU)首脳会議は21日、バルカン半島のボスニア・ヘルツェゴビナとEU加盟交渉を開始することで合意した。ただ、交渉に先立って改革を一段と進める必要があると強調した。

EUは2022年のロシアによるウクライナ侵攻後、EU周辺国の情勢が外部勢力によって不安定化する危険性を挙げていた。

EUのミシェル大統領はX(旧ツイッター)に投稿し「EU加盟に向けた重要な一歩だ。今後も懸命な努力を続ける必要がある」などと述べ、ボスニアに対して司法制度や選挙など民主主義の仕組み、経済構造の面で改革を進めるよう求めた。

加盟条件を達成するには一段の改革が求められており、実現までに何年もかかる可能性がある。

ただ、今回のEU首脳合意はボスニアで歴史的な一歩として広く受け止められている。旧ユーゴスラビア内戦終結から約30年が経った今も、ボスニア・ヘルツェゴビナでは民族対立や分離の脅威が残る。EU加盟によって不安定な状況を乗り越えられるのではないかという期待が高まっている。

関連記事
トランプ氏は最近、自身のSNS「トゥルースソーシャル」への投稿で「キア・スターマー氏は英国首相を辞任するだろう」と述べた。そのうえで、「彼は極めて重要な二つの問題、すなわち移民政策とエネルギー政策で大きく失敗した。(北海油田の開発を進めるべきだ)」と批判した
英スターマー首相をめぐり、労働党内で辞任や退任時期の明示を求める声が拡大している。英メディアは、クーパー外相ら閣僚も退任を促したと報じた
トランプ氏が年内のトルコ・中国訪問を電撃表明。カタールから贈られた新大統領専用機を背に、世界の勢力図を揺るがす「大国外交」への野心を語った。9月の習近平氏訪米を控え、次なる一手は何か
欧州議会は6月16日、国境を越えた弾圧に対抗するための決議を採択。中共による海外での監視活動に焦点を当てている
英国がロシアへの新たな制裁を発表。対象には「影の船団」や、軍事援助を提供する中国企業、制裁逃れを支える金融ネットワークが含まれる