2017年11月9日、北京人民大会堂にて、米国時任大統領ドナルド・トランプが商界のリーダーたちと交流を行った。(Thomas Peter/Pool/Getty Images)
すべての企みを叩き潰すトランプ

トランプ再選、中国共産党にとっての懸念

ドナルド・トランプ前大統領は、中国共産党に対して、貿易、投資、人権、台湾、宇宙といった広範な分野で挑戦を繰り広げた。経済的苦境や国際外交における地位の低下という状況の中で、トランプ氏の再選は中国共産党にとって不利益となる可能性がある。

2016年の選挙戦で、トランプ氏は中国に対する厳しい姿勢を鮮明にした。就任直後には、中国の貿易と投資に対する一連の制限措置を導入した。2018年には、外国投資リスク審査近代化法(FIRRMA)に署名し、対米外国投資委員会(CFIUS)の権限が拡大され、国家安全保障にリスクを与える中国からの投資を厳しく審査し、場合によっては阻止する力が強化された。

また、トランプ氏は中国に対して数千億ドル規模の関税を課した。これらの措置は主流メディアや一部のシンクタンクから効果はないと批判されたが、重要な点はこれらの税金が米国国内で支払われ、中国へと戻らなかったことである。関税によって米中間の貿易バランスは達成されなかったが、中国経済には一定の打撃を与えた。この結果、中国からの貿易や投資がNAFTA(北米自由貿易協定)の関税なし貿易圏へと移行し、メキシコが米国の最大の貿易相手国となることが促された。

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