4月12日、国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長は、2023年後半に世界のエネルギー市場が逼迫し、原油価格が上昇するとの見通しを示した。写真はロシア・イルクーツク州の油田で2019年3月撮影(2023年 ロイター/Vasily Fedosenko)

米バーモント州気候変動法案、石油会社が「気候変動」の代金を支払うことに

地球温暖化による損害賠償を民間企業に義務付けるバーモント州の法案が、ビジネス環境を悪化させ、すでに資金繰りに窮している州民のエネルギー価格を上昇させるのではないかという懸念を呼んでいる。

物議を醸しているバーモント州気候スーパーファンド法案が承認されれば、シェル、エクソンモービル、シェブロンなどの石油・ガス大手は、気候変動の浄化と気候変動に関連した健康管理のために、州に数十億ドルを支払わなければならない。「気候スーパーファンド法」の罰則は、当局が決定した「異常気象」の州への影響の程度に基づいて計算する。

この法律では、罰金は1995年から2024年までの各企業の排出量に基づきさかのぼって課される。

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