2024年5月24日、ワシントンで開催されたリバタリアン全国大会で演説する独立系大統領候補ロバート・F・ケネディ・ジュニア。 (Dietsch/Getty Images)

ロバート・ケネディ氏、リバタリアン党大会でトランプ氏とバイデン氏のコロナ政策を批判

5月24日、自由主義者党(リバタリアン党)全国大会の舞台で、ロバート・ケネディ氏が火薬のような演説を行い、前大統領ドナルド・トランプ氏と現大統領ジョー・バイデン氏の新型コロナウイルス対策を批判した。彼は両者が憲法の基本的権利を尊重しなかったと非難した。

ケネディ氏は演説の中で、アメリカの歴史上、政府が我々の生活に不便をもたらした例を数多く挙げた。1920年代の赤狩り、1950年代のマッカーシズム、1960年代の公民権運動とベトナム戦争抗議、1970年代の麻薬戦争、2001年以降の対テロ戦争、そして最近の新型コロナウイルス感染症などがそれに当たる。彼は「私の記憶が間違っているのかもしれないが、アメリカ合衆国憲法にはパンデミックに関する免責条項があったことを覚えていない(実際には記載されていない:エポックタイムズ編集部)」と疑問を投げかけた。

ケネディ氏は、トランプ氏がパンデミック初期にロックダウンの実施を拒否したものの、最終的には屈し、「我々の多くの基本的権利が一夜にしてほとんど消滅した」と非難した。彼は、トランプ氏が公衆衛生機関にソーシャルディスタンスの強制を許可し、集会の自由を弱めたと指摘した。「正当な手続きも、公聴会も通知もなかった」と述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ氏はベネズエラ軍事行動を「ある程度決めた」と発言。麻薬密輸阻止の成果を強調しつつ、陸上攻撃示唆。米空母群がカリブ海に到着し、ベネズエラ軍20万人動員と対峙。
米議会の超党派委員会は、中国共産党がレアアースなど重要鉱物市場を数十年にわたり操作し、サプライチェーンの支配を進めてきたとする報告書を公表した。補助金や低価格戦略を用いて競合を排除し、鉱物資源を地政学的な武器として利用していると警告した。
トランプ大統領は12日、政府資金法案に署名し、43日間の史上最長の政府閉鎖を終了。連邦職員の遡及給与と職場復帰、SNAP資金確保が実現。航空混乱も正常化へ。
アメリカ第35代大統領ジョン・F・ケネディの孫にあたるジャック・シュロスバーグ氏が11月12日、ニューヨーク市の下院議席の欠員をめぐる選挙に正式に立候補した。
米国史上最長43日間の政府閉鎖が終了へ。下院は賛成222対209で法案可決、トランプ大統領が署名予定。