オミクロン第一波以降、マスクに効果はなかった: 新研究
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックが始まったころ、ウイルス感染を防ぐ公衆衛生対策としてマスク着用が推奨されました。しかし、オミクロン株が流行の主流になった時期に、マスクは感染リスクの低減に効果がなかったことを新たな研究が示唆しています。
科学雑誌PLOS ONEに発表された研究で、オミクロン株がSARS-CoV-2の優勢な変異株となった2021年12月に、マスク着用を含むいくつかの感染危険因子が大きく変化していたことが判明しました。
パンデミックの初期には感染リスクの減少と関連した介入が、なぜ後期には予防効果の低下やリスク増加に関連したのでしょうか。研究者らはその理由を説明するために、英国立統計局(ONS)から得た2週間ごとにCOVID-19の検査を受けた20万人の調査データを調べました。
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